ビットコイン(BTC)は弱気な動きが続いている。4月22日には一時5万2000ドル台を付ける展開ともなった。

トレーダーはアルトコインの「魔法」に期待
Cointelegraph Markets ProとTradingviewのデータによると、ビットコインは一時5万3000ドルを割り、BTCトレーダーにとっては冴えない展開となった。
この動きは、一方でアルトコインのシーズンの本格的な開始を示すBTCドミナンスの変化も伴っている。
CoinMarketCapのデータによると、ビットコインの仮想通貨の時価総額全体に占めるシェアは、22日時点で50.1%だった。
2021年のビットコインの強気の値動きにもかかわらず、3年以上維持してきた50%というシェアが破られる寸前にまでなっている。
過去のケースをみると、ビットコインが50%のドミナンスを失うと、アルトコインの値動きが活発化し、イーサリアム(ETH)が相場をけん引する展開となっている。
このような逆転現象は、真の「アルトシーズン(アルトコインの季節)」を伴うアルトコイン相場を引き起こす可能性がある。2017年中盤や2018年初頭の過去のケースをみると、このようなアルトコイン相場は急速にピークに達し、その後冷却期間が続く。

歴史が繰り返すとなれば、アルトコイン投資家にとっては、非常に心地いい展開となるだろう。アルトコイン投資家の多くは、「アルトシーズン」はすでに進行中だが、その真価はまだ発揮されていないと主張していた。
仮想通貨関連のツイッターアカウントであるCryptoBullは、先週時点で「BTCの優位性は51.6%。魔法は50%を下回ったときに始まるだろう」とツイートしている。