ビットコイン再び8000ドルを下回る 韓国政府の動きが要因という見方も

 31日の仮想通貨相場は、ビットコイン(BTC)が心理的な節目の8000ドルを下回りほぼ全てのコインでマイナスだった。韓国政府が、仮想通貨取引所に対する税控除を辞めることを検討しているという報道が悪材料になっているという見方も出ている。

Market visualization from Coin360

Market visualization from Coin360

 ビットコインは執筆時点で7857ドルと24時間で約3%の下落。8000ドルを割るのは、今週3回目だ。31日の下落の要因として、フォーブスは韓国政府が仮想通貨取引所に対する税控除を無くすか検討していることを指摘。韓国政府が「仮想通貨の取引仲介業者は、付加価値を作る上で効果的でない」という声明を出したという。韓国の仮想通貨取引所はこれまでスタートアップや中小企業と同じように最大で100%の税控除を受けられていたという。

Bitcoin’s 7-day price chart

Bitcoin’s 7-day price chart. Source: Cointelegraph Bitcoin Price Index

 ビットコインの過去1週間の価格は4%のマイナスになったが、月間で見るとまだ22%上昇している。

 イーサリアム(ETH)は、執筆時点で432ドルと24時間で約5.7%のマイナス。週間と月間でみると、それぞれ約10%と5%のマイナスだった。

Ethereum’s 24-hour price chart

Ethereum’s 24-hour price chart. Source: Cointelegraph Ethereum Price Index

 時価総額トップ10の全てのコインも下落している。とりわけEOSの下落幅は大きく、24時間でほぼ11%のマイナスで現在は約7.28ドルで推移している。またカルダノ(ADA)は、10.3%下落し、0.14ドルで取引されている。

 一方、下落幅が小さかったのはリップル(XRP)とビットコインキャッシュ(BCH)で、双方ともに約3.3%の下落にとどまった。

過去24時間で仮想通貨市場全体の時価総額のうち、約100億ドルが失われたことになる。今週の高値は3037億ドルだったのに対して、現在は2810億ドルだ。

Total market capitalization of all cryptocurrencies

Total market capitalization of all cryptocurrencies from CoinMarketCap

 仮想通貨市場は低調だが、仮想通貨の新興企業と伝統的な金融企業から2つの朗報があった。

 30日に中国のマイニング大手ビットメインが、1−3月期の純利益が約10億ドルだったと発表。またオンライン・バンキング・サービスのスイスクオートは、今年の「仮想通貨ブーム」のおかげで今年前半の利益が44%上昇したということを明らかにした。スイスクオートは、欧州のオンラインバンクで初めてビットコインの取引アカウントを立ち上げたとされている。