仮想通貨相場は全面安の展開が続いている。ビットコインは足元では7400ドル台で推移。イーサ(ETH)は過去24時間比で約9%下落し、154ドル台となっている。XRPは2.3%減下落し、0.23ドル台で推移している。
出典:Coin360 11月22日 18:30時点
テクニカルアナリストのラケシュ・アップアディ氏は、7,337.78ドルを下抜けてしまえば、5500ドルまで下落する可能性があると指摘。コインテレグラフ寄稿者のトシムリン氏も7298~8054ドルのサポートゾーンを割れば、5000ドル台まで下落する可能性に言及している。トシムリン氏は、5420~5809ドル近辺が長期的な底にり、時間をかけて上昇に転じるシナリオもあり得ると指摘している。
ETHやXRPも正念場にある。アップアディ氏の分析では、151.829ドルを割る展開となれば、イーサで下降トレンドが始まると予想。XRPは年間最安値である0.22ドルを死守できるかどうかが攻防ラインだ。ここを下抜けてしまえば、XRPでも下降トレンドが始まる恐れがある。
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ビットコイン批判派は「1000ドルまで下落」
著名な金投資家でビットコイン批判派であるピーターシフ氏は、ビットコインが「1000ドルまで下落する」との極端な悲観論を提示している。
シフ氏は、現在のビットコイン価格はヘッド&ショルダーのパターンで動いていると分析。ビットコインが現在の価格レベルから9000ドル近辺まで回復しなければ、1000ドルまで下落すると予測する。
ただこの極端な予想に対しては、仮想通貨界隈の中からも批判の声が出ている。あるトレーダーは、シフ氏の過去の予測と実際の価格チャートを組み合わせ、シフ氏の予測がこれまでも当たっていなかったことを指摘している。