ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります

 

前回の記事投稿動画)では一つの押し目買いポイントとして調整ABCの着地点を背景に$7246~7607を一つの押し目買いポイントとしてあげたが、習近平主席のブロックチェーンに関する発言もあり、予測通り、このポイントで約$3000幅上昇する格好となった。(図1参照)

(図1 前回の記事の予測とその後の動向)

ダウ理論における下降トレンド終了ポイントである$8743近辺を明確に上抜けたことで、素直にダウ理論に従うのであれば、トレンド転換という捉え方もできた。しかし、10月25日の習近平主席の発言による$3000幅のプルバック後も私個人的には上昇トレンドへの転換は懐疑的であり、この件に関しては既に会員様にお伝え済みであった。

その理由の一つとしては、過去との比較分析だ。

現在は高値が切り下がり、$7298~8054で下値がサポートとなるようなディセンディングトライアングルを形成している。

ビットコインは過去に、現在のようなディセンディングトライアングルを形成したのが過去に2回あった

10月25日の急騰以降も上昇トレンド転換に関しては懐疑的であり、その内容を10月29日に会員様に伝えていたので、10月29日時点でのスクショにはなるが、図2をご覧頂ければわかる通り、今まで暴騰後に下落が起こり、ディセンディングトライアングルを形成したのは以下の時期と期間。

  • 2013 11月30日~2015 1月14日  (約1年と45日)
  • 2017 12月16日~2018 12月13日 (約1年)

今までの傾向でいうと暴騰後の下落期間は約1年続いている。

もし、同じ傾向が起こるのであれば、来年の6月頃までは下落圧力が続くことになる。

また、過去2回の暴騰→暴落の際は、フィボナッチの61.8〜78.6%まで下落しており、もし今回も歴史が繰り返されるのであれば$4000~5000台までの下落があってもおかしくない状況に見える。(図2参照)

(図2 過去との比較分析1 [10月29日時点でのスクショ])

ここからは仮説になるが、もし、2018年と同じような動きが繰り替えされるのであれば、$7298~8054はしばらくの間はサポートとなり、ディセンディングトライアングルを形成していく可能性がある。

現在のところの動きを見ると、2018年の約2分1の動きとなっているように見えるので、下落も$7298~8054を割れて、2018年同じように2分1の幅になるのであれば、$5420~5809近辺まで下落する可能性があるように見える。

2018年と同じ幅下落した場合は$4300~4518近辺までの下落も覚悟しなければならない。

もし、$7298~8054を下抜けて下落するのであれば、どちらかというと$5420~5809近辺まで下落して、ここが長期的な底となり時間をかけて上昇に転じてきそうなように見える。

(図3 過去との比較分析2)

下落したとしても$5420~5809近辺が長期的な底になる可能性がある根拠としては、マイクロソフトの動きを参考にしている。

以前からもマイクロソフトとの比較分析を行うことで暴騰、暴落をざっくりと予測的中させているが、図4をご覧頂ければわかる通り、現在の動きもマイクロソフトの動きによく似ていることがわかる。

(図4 過去との比較分析からの今後の起こるうる展開)

マイクロソフトは2009年の3月に底を打ってプルバックした後にリバーサル・ヘッド&ショルダー(逆三尊)の左の安値付近がサポートとなり、数年間横ばいの状況が続いた。

もし、ビットコインもこれと似たような動きをするのであれば、下落したとしても逆三尊の左の安値付近である$5420~5809近辺が底値になる可能性が高いということが言える。

一つ可能性として視野に入れておいた方がいいのが、ビットコインの12月のプルバックの方がマイクロソフトの3月からのプルバックに比べて強いので、もしかすると$7298~8054近辺が底になってくる可能性もありえるが、現状のビットコインの弱さを見ている限りでは下降トレンドが継続していく可能性が高いようには見える。

いずれにせよ、$9300~10000からはファンドの根強い売りも入りやすいために、このレジスタンスを突破するのは難しい状況に見える。

現在は$7298~8054では売られすぎのシグナルが出ているために突っ込み売りはやや危険なように見える。

注目ポイントとしては$7298~8054がサポートとして機能するかに注目し、ここで下値が固いようであれば、過去にディセンディングトライアングルを形成した時のように、何度か、このゾーンでサポートされてプルバックが起こり、最終的に下抜けて暴落する可能性があるので、プルバックが起これば基本的には戻り売り狙いのスタンスが有効だと考えられる。

$7298~8054を明確に下抜けた場合はそのまま続落していき、$5420~5809(ざっくりと$6000)を目指す展開が考えられるだろう。

 

著者 トシムリン
トレード歴14年の現役為替トレーダー。20歳の頃から専業トレーダーとなる。6年間はトレードが上手くいかず一時借金を背負ったが、研究と分析を積み重ねて独自手法を編み出し、7年目からプラス収益となり、そこからは安定的に利益を出し続けている。一般投資家が持ちえないマーケットの内部構造を多角的に分析して市場を予測していくことが得意分野。 分析能力と育成能力に定評があり、トレード教育によって多くの常勝トレーダーを輩出している。