仮想通貨ビットコインは冴えない展開が続いている。今朝8時過ぎには再び1万ドルの大台を下回り、24日12時15分現在では9700ドル付近で推移している。

(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(1日間)」)

1万ドル付近での攻防が続くビットコイン。昨夜に1万ドルを下回ったあと一旦は1万ドルを回復したが、今朝方再び1万ドルを下回った。

仮想通貨推進派で税制改正に期待が集まっていた藤巻議員が参院選で落選したことが尾を引いている可能性がある。

また、先週末は100倍レバレッジで有名な仮想通貨取引所ビットメックス米商品先物取引委員会(CFTC)から調査されていると報道された楽観視するアナリストもいるが、不安材料とみなす投資家も多いだろう。

コインメトリックスによると、19日、20日、21日の3日間でビットメックスから1億3536万1144ドル分(約146億円)分のBTCが流出する一方、3897万8107ドル(約42億円)が流入。流出額が流入額を1億ドルどるほど上回っている。

FXcoinの松田康生氏は、債務上限の見直し合意で米債金利がやや上昇していることがビットコインにとって重しになるとみている。