要点:
ビットコインは12万ドル付近で売り圧力に直面しているが、強気派はほとんど譲歩しておらず、新たな高値への上抜けを示唆している。
ビットコイン(BTC)は水曜日、12万ドルのレジスタンスから反落し、弱気派がこの水準を激しく防衛していることを示した。上値抵抗線を突破できなかった結果、過去3日間で米国の現物型上場投資信託(ETF)から2億8,520万ドルの純流出が発生したと、ファーサイド・インベスターズのデータは示している。これは、短期的に投資家が慎重姿勢に転じたことを意味している。ただし、強気派が価格を11万5,000ドル未満に落とさせていない点は、前向きなサインといえる。
短期的に注目すべき重要な水準はどこか。チャートを分析して見ていこう。
ビットコイン価格予測
ビットコインは現在、20日単純移動平均線(SMA、11万5,961ドル)と上値レジスタンスの12万ドルとの間で挟まれている。
20日SMAが上向きであり、相対力指数(RSI)がプラス圏にあることから、最も抵抗の少ない方向は上方だと示されている。もし買い手が価格を12万〜12万3,218ドルのレジスタンスゾーンを上抜けさせれば、BTC/USDTペアは上昇トレンドを再開する可能性がある。このペアは13万5,729ドル、さらに15万ドルまで急騰する可能性がある。
弱気転換の最初の兆候は、終値が20日SMAを下回った場合である。これは強気派が手を引き、利益確定に入ったことを示す。この場合、ペアは逆三尊パターンのネックライン、そして11万530ドルまで下落する可能性がある。11万530ドルを割り込んで終値をつけた場合、優勢は弱気派に傾くと考えられる。
4時間足チャートでは、移動平均線がともに横ばいで、RSIも中間点付近にある。これは需給の均衡を示唆している。過去最高値付近での狭いもみ合いは強気サインであり、買い手がポジションを維持し、次の上昇を見込んでいることを示している。12万3,218ドルを上抜けて終値をつければ、再び買い手の主導となる。
反対に、11万5,500ドルを下抜けて終値をつけた場合、短期トレーダーの売却が加速し、下落が強まる可能性がある。その場合、ペアは11万530ドルまで下落し、同水準で買い手が再び参入すると見られる。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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