ビットコイン(BTC)は5日、次の半減期への道のりの半分を越えて、ハッシュレートの最高値を記録した。

UTC時間の午前10時29分に採掘されたブロック高735,000で、ビットコインは次回の半減期への中間点を越えた。このブロックはPoolinによってマイニングされ、0.16215354 BTC(6402.45ドル)の手数料を獲得した。

半減期は21万ブロックごとに発生する。サムソン・モウなど一部のビットコイナーは、半減期を指標にビットコインをさらに保有することを勧めている。

Cointelegraph Cryptopediaの説明によると、半減期は「利用可能なビットコインの供給量が減少し、まだマイニングされていないビットコインの価値が上昇する」ことを意味する。

現在の半減期では、約10分ごとに6.25BTCが発行されている。これは新しいブロックごとにおよそ25万ドル相当のBTCが発行されている事になる。

次の半減期は2024年4月ごろ。前回の半減期は2020年5月11日に行われた。半減期は、最後のビットコインが採掘されるおよそ2140年まで継続される。

上図で示したように、2012年の半減期サイクルでは、ビットコイン価格は100倍に上昇した。現在の価格水準が4万ドル台であることから、2020年の半減期では、4倍の上昇を記録している。

また、ビットコインのハッシュレートが史上最高を記録した。

Bitcoin hash rate keeps soaring higher and higher. Source: Glassnode

5月4日の夜、ハッシュレートは249.1エクサハッシュ/秒(EH/s)を記録し、これまでの過去最高を1エクサハッシュ上回った。ハッシュレートが常に最高値を更新しているため、ビットコインのセキュリティ、つまりネットワークを保護するために働く「マイナー」と呼ばれるコンピューターは、かつてないほど強固になっている。