仮想通貨ビットコインキャッシュハードフォークが15日、予定位通り58万2680ブロックから行われた。仮想通貨取引所ビットメックスは、ハードフォーク直後にバグがあったと指摘した

ビットメックスは、1ブロックあたりの取引数が低いと指摘。とりわけ58万2680ブロック以降の9つほどのブロックはゼロになっている。一方、マイナーのメモリプール(未確認トランザクション)には1622取引ほどがあった。

ビットコインキャッシュの1ブロック当たりの取引 - ビットメックス

(出典:BitMex 1ブロックあたりの取引)

空のブロック発生を受けて、開発者はすぐにバグを直す修正プログラムをリリース。

既報通り、昨年11月にビットコインキャッシュからハードフォークしたビットコインSVで先月20日、2つのブロック再編成(reorganization)が確認された。再編成は、1つのブロックを同時に解いている2人のマイナーが同時にブロックを発見することで、ネットワークに一時的な分岐を生み出す現象だ。ビットメックスは「ブロックサイズが大きすぎること」が背景にあるのではないかと指摘していた。

今回のビットコインキャッシュのハードフォークは、シュノア署名導入によるスケーラビリティ(容量の拡張)とセキュリティ向上を目指した。