仮想通貨(暗号資産)ビットコインの価格予想モデルとして最も有名なものの一つであるストック・フローモデル(S2F)を考案したPlanB氏がビットコインは強気相場にあると宣言した。

8月18日のツイートでPlanB氏は相対力指数(RSI)が64となったことから、強気市場を「確認した」と述べた。

PlanB、BTCは「強気のようだ」

RSIは買われ過ぎか、売られ過ぎかを示す数値だ。現在の動きは過去の半減期のサイクルをなぞっており、2012年と2016年の両方ともに半減期直後に価格が上昇し、RSIが堅調に推移していた。

PlanB氏は「ビットコインは強気のようだ。RSIは64。強気相場が確認された」とツイートした。

Bitcoin RSI historical chart. Source: PlanB/ Twitter

(出典:PlanB「ビットコインのRSIチャート」)

ビットコインは18日深夜に急落したが、、12000ドルのサポートラインで踏みとどまっている。

コインテレグラフはこれまでにも2019年の高値である13000ドル〜14000ドルが次の重要なレベルとして報じてきた。この値を破ることができれば、新たな市場最高値へと上昇することが期待されている。

米ドルインデックスは大量出血

ビットコインは過去2週間で安全資産である金と同様に好調を維持しているが、両資産がこれほどまでに好調に推移した理由はドルにあるようだ。

米ドルは弱含みで、米ドルの通貨インデックスによると、近く、より大きな崩壊が起きるかもしれないことが予想されている。

マティ・グリーンスパン氏はドルの価値は過去2年間で最も低い水準に落ち込んでいると指摘する。また、コインテレグラフのアナリストであるマイケル・ファン・デ・ポッペ氏はこのドル指数が「ビットコインと金の強さの本当の理由」と表現している。

金支持者のピーター・シフ氏も同様にドルに対しては悲観的な見通しを示した。

「ドルインデックスが2018年5月以来、初めて92.50を割り込むなど、米ドルのゆっくりとした流血が続いている。」とツイート。以下のように続けた。

「1月の安値を突破すると、より大きな傷口が開き、出血が加速する。2008年の安値を突破すれば、ドルは大量出血で死に至るだろう」

米連邦準備制度理事会(FRB)は今後のインフレ目標を達成するための新戦略を近く公表すると伝えられている。これも安全資産にとって強気の指標となるとされている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン