著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

先週のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比1,258,759円(20.70%)安の4,821,241円と、5週ぶりに反落。週足の下げ幅としては過去最大で、対円では2週間ぶりに500万円を割り込み、対ドルでは大台50,000ドルの維持に失敗した。一方、月足では、BTCは1,365,351万円(39.51%)高と過去最高の上げ幅を記録し、5ヶ月続伸となった。

先月のBTC相場は、8日に米電気自動車(EV)メーカーのテスラから15億ドル相当のBTC購入と将来的なBTC決済導入が明らかになり、400万円周辺から一気に480万円台に乗せ、上旬から対ドルでは50,000ドル乗せが射程圏内に入る展開となった。その後も、米金融大手のBNYメロンが年内にも暗号資産(仮想通貨)カストディ参入を発表したり、モルガン・スタンレーとブラックロックがBTC投資検討を明らかにしたりと好材料が続き、中旬には初めて50,000ドルの上抜けに成功し、21日には58,367ドルの高値を付け、対円では600万円台に乗せた。

一方、月末にかけての相場は大幅反落。市場が総楽観となり過熱感が台頭したことに加え、テスラCEOのイーロン・マスク氏の「ビットコインとイーサは高過ぎるように見える」とのツイートや、イエレン米財務長官の仮想通貨のリスクを指摘する発言、さらには米10年債利回りの上昇を受けたリスクオフの株安ドル高がタイミング悪く重なり、BTC相場は月高値の6,149,997円から一時155万円ほど押し、28日には460万円まで安値を広げる展開となった。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

続きはこちら

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。