著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

11日のビットコイン(BTC)対円相場終値は65,687円安(- 6.21%)の992,363円と強く押し、心理的節目の100万円を15日ぶりに心理的節目の100万円を割り込んだ。米消費者物価指数(CPI)の悪化や米連邦準備制度理事会(FRB)のゼロ政策金利の2022年末までの継続見通し発表を手掛かりに、10日のBTC対ドルは今月2度目の10,000ドル(≒107万円)をトライしたが、同水準での執拗な戻り売りに苛まれブレイクに失敗。この日は、米コインベースのアルトコイン18種上場予定発表を契機にコインベース効果が生まれ、一部アルトコイン相場のムード好転していたことから、BTCは107万円トライ失敗後も105万円台で底堅く推移したが、翌11日に1,400億円相当のBTC送金が検知されたことが報じられると、警戒感が広がり東京時間に相場は104万円台後半まで押した。その後は、NY市場で主要3指数が軒並み急落したのを眺め足の速いマネーが引き上げられると、ロングの投げが入り100万円を割り込んだ。

続きはこちら

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。