著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

20日のビットコイン(BTC)対円相場は125,929円(2.64%)安の4,645,146円と二日続落。対ドルでは心理的節目の40,000ドル(≒455.6万円)を目指す展開となっている。

400万円台後半で底堅くも方向感に欠ける展開が続いたBTCは昨日、Googleのブロックチェーングループ設立や中国の利下げ継続によるアジア株の上昇に支えられ、480万円周辺で推移し、対ドルでは42,000ドルを回復。米時間には、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の上振れや新規失業保険申請件数の増加を受け、米株の反発期待からかBTCは上昇し、米株が実際に反発して始まると43,000ドル(≒489.7万円)を回復した。

しかし、米株が引けにかけて売り込まれたことでBTCも連れ安となり急反落を開始。相場は瞬く間にこの日の上げ幅を掻き消し、41,000ドル(≒467万円)をも割り込むと、10日安値(458.5万円)を目掛ける勢いで下げ足を速めた。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

続きはこちら

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。