著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

18日のビットコイン(BTC)対円相場は8,842円(0.18%)高の4,858,842円と小幅に反発。短期では方向感に欠ける展開が続いている。

米市場が休場だったこともあり、週明けのBTCはやや上値の重くし短期三尊のネックライン(480万円)割れを試したが、昨日は同ネックライン近辺で反発し、東京時間では480万円台後半で推移。一方、Crypto.comがハッキングの被害に見舞われ1.7億円相当のETHが流出し、資金がTornado Cashで洗浄されていると広く伝わると、相場は欧州序盤から反落しネックラインを下抜けた。ただ、米時間には、CoinbaseのNFT市場とMastercardの提携、さらにはintelが超低電圧省エネルギーASICを2月の国際固体素子回路会議(ISSCC)で発表することが明らかとなり、相場は470万円台中盤で下げ止まると、NY引け後から反発しこの日の下げ幅を奪回。しかし、BTC対ドル相場が1時間足の200本移動平均線(≒489.7万円)で上値を抑えられ、足元では、480万円台中盤で推移している。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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