著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
9日のビットコイン(BTC)対円相場は8,007円(0.16%)安の3,872,383円と、終値ベースではほぼ変わらずだったが、東京市場での上昇で相場が初めて500万円台に乗せる場面もあった。また、昨日はBTCからの資金循環でアルトコインが概ね上昇した。
米電気自動車大手テスラのBTC購入とBTC支払い受け入れ意向を受けた前日NY市場での相場急伸を受け、この日のBTC相場は東京市場時間に一段高となり503.8万円の史上最高値をつけた。対ドルで節目48,000ドル周辺となる同水準からは利益を確定する売りに押され相場が反落するも、45,000ドル(≒471万円)から綺麗に切り返し、NY市場時間からはドル安も支えとなりジリジリと下げ幅を縮小していった。
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成