
20日のビットコイン(BTC)円は1531万1164円から取引が始まった。東京時間序盤は1550万円を窺う展開となるも、ドル建てで10万7000ドル近辺となる同水準で上げ渋ると下げに転じた。また、海外時間に入ると米金利の上昇を受けて一時は1515万円近辺まで下落した。
一方、米経済と財政の先行き不透明感から金(ゴールド)価格が上昇すると、BTCは前日同様に米国時間から買い戻しが入り、終盤には1550万円にタッチ。その後は始値まで押すも、テキサス州が暗号資産(仮想通貨)準備金に関する法案(SB21)の2回目の投票を行い可決させたことで、終値にかけて持ち直し、1542万6735円でこの日の取引を終えた。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。