
15日のビットコイン(BTC)円は1213万8691円から取引が始まった。トランプ米政権のデジタル資産担当高官が関税収入を利用したBTC購入の可能性に言及したことで、東京時間は段階的に上昇し、終盤には1230万円を回復。欧州時間に入ると上げ渋りに転じたが、米国時間序盤には1240万円近辺まで上昇した。一方、これによりドル建てBTCが8万6000ドル(≒1229万円)に乗せると、やれやれの売りが入り反落。その後の米国時間はジリ安に終始し、終盤にはこの日のマイナス圏に下落した。米国市場引け後も上値の重い展開は続き、終値は1201万477円と前日の上げ幅を完全に吐き出した。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。