著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

18日〜24日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比232,273円(3.39%)高の6,138,069円と反発した。

先週のBTC相場は、米国での現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)早期承認期待やソラナ(SOL)を筆頭にアルトコイン相場が上昇したことで、640万円の上抜けを試したが、ドル建てで44,000ドル水準となる626万円を回復すると上値を重くしていた。22日には、11月の米個人消費支出(PCE)価格指数が下振れとなり、相場は一時小高く推移したが、クリスマス連休に伴う持ち高調整で米株が後半にかけて軟化し、BTCは上値トライに失敗した。

週末のBTCは概ね620万円台で揉み合いに終始。24日にはSOLが急伸し、2022年4月ぶりに100ドル台に乗せたが、BTCの反応はほぼ皆無だった。今朝方には主要アルトに利食いが入る中、BTCも連れ安となり、週足終値では620万円の維持に失敗した。

第1図:BTC対円チャート 出所:bitbank.ccより作成

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