著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

7月31日のビットコイン(BTC)対円は小幅に反発し、一時はおよそ1週間ぶりに420万円にタッチした。カーブファイナンスへのハッキングを受けて週末に410万円割れを試したBTCだったが、節目の水準を手前に買い戻しが入ると、この日の東京時間にはドル円相場の上昇も相場の味方となり、418万円を回復した。一方、この日は米コインベースが米証券取引委員会(SEC)から提訴される以前に、BTC以外のトークンを上場廃止するよう求められていたことが明らかとなり、BTC相場は失速。米時間には、ヘックスやパルスチェーンの創業者であるチャールズ・ハート氏がSECから提訴され、アルト主導の下げにBTCも連れ安となり、東京時間の上げ幅を縮小した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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