著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

30日のビットコイン(BTC)対円は上値を試すも、終値ベースでは小幅に反落した。東京時間のこの日の相場は、高値レンジ上限を上抜け年初来高値を更新する強い値動きを見せたが、すかさず反落しストップ狩りが起きたような動きを演じた。その後は380万円周辺で底堅く推移するも米株先の軟化を契機にNY市場序盤から下げ足を速めると、一時は28,000ドル水準となる373.7万円をも割り込んだ。一方、相場はオプションで建玉が集中する28,000ドルに吸い寄せられるように反発し、終値では僅かに同水準を回復した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

続きはこちら