著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

2日のビットコイン(BTC)対円相場は4.58万円高(+ 4.96%)となり、対円では8日ぶりに陽線をつけた。この日の相場は、始値の付く午前9時以前に91万円(≒8400ドル)付近で押し目買いが入り反発を開始すると、東京市場からNY市場時間まで一貫して上昇基調を保ち、午後10時台には200日移動平均線(94.8万円)を上抜け、終値は96.8万円となった。昨日は世界の株価指数が反発し、ダウ工業株30種が過去最大の上げ幅を記録するなど、全体的にリスクオフセンチメントが後退した模様だが、BTCの反発の要因としては、ビットコインSV(BSV)やイーサリアムクラシック(ETC)などの半減期・減少期銘柄の週末からの反発も寄与していると見ている。また、昨日指摘の通り、BTCは先週のように週次で16%以上の下落を記録した後は底を固める展開になりやすく、過去のパターンから押し目買いも入りやすかったと言えよう。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。