著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

先週(3月23日〜29日)のビットコイン(BTC)対円相場は1.3万円(- 2.03%)値下がりし、週足終値は63.5万円となった。米連邦準備理事会(FRB)の無制限量的緩和(QE)の発表や、ビットコインのマイニング難易度を示すディフィカルティーの大幅下落を織り込み、先週週央までの相場は、65万円周辺から70万円台後半まで値を戻したが、対ドルで節目の7000ドル水準となる77万円〜78万円周辺で上値を重くし様子見ムードが広がると、28日朝方に米Digital Farmsが今月の暗号資産(仮想通貨)市場全面安を受けマイニング事業を停止すると発表したことが報じられたことや、24日時点でのシカゴマーケンタイル取引所(CME)のBTC先物総建玉残高とファンド勢のロングポジションが前週比で縮小したことが警戒感を誘い、相場は反落を開始。週末の相場は70万円や65万円と節目を次々と割り込み、足元、前週終値周辺の64万円で推移している。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。