30日のビットコイン(BTC)円は1754万9684円から取引が始まった。東京時間序盤はドル円相場の下落に上値を抑えられるも、1750万円周辺を維持し方向感に欠ける展開となった。その後、米国時間序盤に発表された一連の米四半期次データで、GDPデフレーターが下振れたこともあり、一時1770万円まで上昇したが、米国株相場の下落に連れて上げ幅を吐き出した。

また、FOMC後にパウエルFRB議長が9月の利下げ判断は時期尚早と発言し、相場は一時1732万円周辺まで下落した。一方、ホワイトハウスが公開した暗号資産(仮想通貨)政策レポートで、政府によるBTC追加購入方法を策定すると記されたことで、相場は急反発を演じ、終値は1760万8051円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

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