国際決済銀行トップが仮想通貨を改めて批判、「バブルであり、詐欺であり、環境災害だ」

 国際決済銀行(BIS)のアグスティン・カルステンス総支配人は、仮想通貨について「マネーとしての機能を引き受けることができない」と述べ、従来からの仮想通貨に対する批判的な姿勢を改めて示した

 スイスの新聞「バスラー・ツァイトゥング」とのインタビューの中で、カルステンス氏はビットコインといった仮想通貨について「バブルであり、投資詐欺であり、環境災害だ」と述べた。インタビューのタイトルは「若者よ、マネーを創造しようとするのをやめよ」だ。この記事は先月25日に掲載され、7月4日にBISのサイトで英訳が公表された。

 「仮想通貨と呼ばれるシステムにおいて最大のインセンティブを持っているのは、この資産を生産するもの、つまりマイナーだ。…しかし、このインセンティブはマネーの有用性を最大限に引き出すこととは相容れない」と、カルステンス氏は語った。

「仮想通貨はマネーの3つの条件をいずれも満たしていない。支払いの優れた手段でなければ、優れた価値の尺度でもない、価値の保存手段としても適していない。それぞれの面で、大きく失敗している」

 BISは6月に仮想通貨について批判的なレポートを公表。このレポートはメディアの中でも取り上げられ、話題を呼んだ。

(アンドレアス・アントノプロス氏:このようなFUDを書き続けて、仮想通貨の信用を貶めようとするのは、自身の信用を貶めることになる)

 BISのレポートでは、仮想通貨が「マネー」として機能することに否定的見方を示すとともに、仮想通貨が使われることでインターネットを停止させることになるといった欠点を挙げている。

 カルステンス氏は、インタビューの中で、仮想通貨にハッピーエンドは絶対にないと答え、「中央銀行が何十年にもわたって電子決済手段を提供していることは忘れてはなならない」と述べた。

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