仮想通貨取引所バイナンスは、韓国に取引所を開設する計画があると、韓国の仮想通貨メディアのブロック・イン・プレスが7月16日に報じた。ジャオ・チャンポン(通称CZ)CEOが明かしたとしている。

バイナンスは現在マルタ拠点で取引量では世界一とされる。韓国メディアとのインタビューとの中で、現在、韓国のパートナーと新たな取引所を開設する方向で連携していることを認めた。だがジャオCEOは「この件に関して詳細を知らない」と述べた。

しかし、バイナンスの匿名希望の国際部門担当は、このニュースを否定。現時点で韓国子会社を設立するかどうかは決まっていないとしている。

同社は、韓国拠点のフィンテック企業BxBと協議をしたことはあるが、具体的な決定事項はまだ何もないとしている。

同社の別の広報担当は、同件に関し、今のところ「それはない」と、仮想通貨ニュースのザ・ブロックに述べている。

コインデスク韓国版の報道では、5月に「バイナンスLCC」と呼ばれる企業が韓国国内で法人登記を終えている。またバイナンスは韓国でのコンプライナス担当者の求人を行っている。

ジャオCEOは、昨年7月にソウルで開催されたブロックチェーン・パートナーズ・サミットで、韓国への拡大の可能性を示唆していた。当時、韓国市場の重要性を強調し、同国の仮想通貨業界の成長にバイナンスは貢献する可能性があると述べていた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版