仮想通貨取引所のバイナンスUSは、米国証券取引委員会(SEC)から迅速に資産を凍結するよう要求されたことに反応した。

バイナンスUSは6月6日のツイッター投稿で、「ユーザーの資産は安全で保護されている」と強調し、同プラットフォームは「預金と引き出しは通常通りの運営を継続している」と付け加えた。

6月6日、SECはコロンビア地区米国地方裁判所に対し、バイナンス、バイナンスUS、およびバイナンスのCEOであるジャオ・チャンポン氏(通称CZ)に対する暫定的差止命令を要求する緊急動議を提出した。

SECは、バイナンスUSの資産の凍結や、米国顧客が保有する法定通貨と仮想通貨の本国への送還などが含まれる。また、訴訟当事者が記録を改ざん、または隠蔽することを禁じ、証拠収集に関して他の一連の条件を課す動議も提出された。

バイナンスUSはこの禁止命令を「不当なもの」とし、訴訟における優位性を確保するための策略の一部だと主張。前週にSECと対話を行っていたにも関わらず、今回の措置があったことに対し、次のように述べた:

「仮処分の申請は不当であり、SECスタッフが訴訟における優位性を確保するためのもので、顧客の資産の安全性に対する真剣な懸念に基づいているわけではない。」

「当社が顧客資産の安全性を確保するための情報をSECスタッフに提供しているにもかかわらず、スタッフは暫定的な差し止め命令と仮処分を求める動議を提出することを決定した。」とバイナンス.USはSECをひ非難し、さらに以下のように付け加えた:

「私たちはこの行動に失望しているが、裁判所で自己防衛できることを楽しみにしている。」

コインテレグラフはバイナンス.USに対し、さらなるコメントを求めたが、すぐには返答を得られなかった。