仮想通貨取引所バイナンスは、8月25日からラテンアメリカと中東での仮想通貨デビットカードサービスを停止する予定だ。

仮想通貨デビットカードは、ユーザーが日常的に支払いを行うことができる他のデビットカードと同様の機能を持ち、唯一の違いはこれらのカードが仮想通貨によってカバーされる点だ。ラテンアメリカと中東での仮想通貨デビットカードサービスは9月21日に終了するが、バイナンスは2023年12月20日まで返金が可能だと主張している。

問題が初めて明らかになったのは、あるユーザーがコロンビアでの仮想通貨デビットカードの問題について問い合わせた際だ。バイナンスはこの問い合わせに対し、デビットカードサービスが8月25日から停止されると発表し、その決定に至った問題についての詳細は提供しなかった。

バイナンスは2020年4月に仮想通貨のデビットカードの計画を初めて発表し、グローバル決済市場への参入を目指していた。2020年7月には、これらの仮想通貨デビットカードが欧州の国々や世界の他のいくつかの国々に展開された。その後、バイナンスは決済処理会社のスワイプと提携し、米国でも仮想通貨デビットカードを提供することを目指していた

コインテレグラフは、バイナンスがラテンアメリカと中東での仮想通貨デビットカードの停止の理由について問い合わせたが、取引所からは理由についての回答を得られなかった。しかし、バイナンスはコインテレグラフに対し、「当該市場のユーザーの1%未満しか影響を受けない」と語った。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン