仮想通貨取引所バイナンスが、主要仮想通貨の相関関係を分析し、週間ベースのリターンでビットコインとイーサリアムが高い相関関係を示す一方、ビットコインとリップル(XRP)の相関関係が最も低かったと発表した

(出典:バイナンス「主要仮想通貨30種の相関関係(週間リターン)」)

ビットコインとイーサリアムの相関係数は0.87(1に近いほど正の相関が強い)で、オミセゴー(OMG)の0.88に次いでに主要仮想通貨30種の中では2番目に大きかった。

一方、ビットコインとリップル(XRP)の相関係数は0.53で、テゾス(XTZ)の0.52に次いで2番目に低かった。バイナンスはリップルについて、時価総額が30億ドルを超えるデジタルアセットの間では最も分散投資に向いていると評価した。

またバイナンスは、リップルとステラ(XLM)の相関関係が0.73と高いことにも注目。ステラは元々リップルを基盤に作られたとし、両者とも「世界の送金業界を変革しようとしている」と指摘した。

ステラの共同設立者であるジェド・マケーレブ氏は、今月、コインテレグラフ日本版の取材に答え、同じ送金市場であってもステラはUnbanked(銀行口座を持たない者たち)に対するサービスである点を強調し、リップルの差別化ポイントと解説した