仮想通貨取引所バイナンスは、手数料無料のビットコイン(BTC)取引を終了したことで、市場シェアが減少した

CCDataが発表した報告書によれば、バイナンスの市場シェアは2カ月連続で減少し、46.3%にまで落ち込んだ。これは2022年10月以来の最低水準だ。

市場シェアの減少は、バイナンスがほとんどのBTC取引ペアに対する手数料無料取引プロモーションを終了したことに伴うものだ。バイナンスの担当者はコインテレグラフに対し、「ほとんどの取引ペアで手数料無料のBTC取引プロモーションを終了したことで、市場シェアが減少することを予測していた。しかし、これは我々にとって懸念事項ではない。引き続き堅調な業績を維持している」と語った。

さらに、現在のバイナンスの目標は、新旧の製品を通じてユーザーに対応し、「新たな規制確実性の時代に向けたコンプライアンスプロセスに引き続き投資すること」だと同担当者は述べた。以前、バイナンスは市場シェアの過半数を占めており、そのシェアは57.5%にも達していた。また、報告書では、バイナンスにおけるスポット取引が4月に48.1%減少の2870億ドルになったとも指摘されている。

バイナンスに次ぐ大手取引所であるコインベースとOKXは、スポット取引市場の合計のうちわずか5.60%と5.39%しか占めていないが、より小規模な取引所が若干の勢いを得ている。例えば、アップビットは現在、市場シェアの4.77%を占めており、2023年初めの2.81%から増加している。

バイナンスの担当者はコインテレグラフに対し、競争を業界にとってプラスの要素だと認識していると語った。「バイナンスは競争を歓迎し、奨励している。競争はイノベーションを促進し、業界にとって健全だ」と語った。

これらの動きは、バイナンスが手数料無料のBTC取引を終了する以外にも、その運営に変化を迎えていることを示している。5月12日、同社は新たな規制を理由にカナダでの事業を終了することを発表した。その後すぐに、バイナンスが6月に従業員の20%を解雇する計画があるとの報道が浮上した

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン