仮想通貨取引所バイナンスは、独自ブロックチェーン上で、オントロジー(ONT)とペッグした新しいトークンを発行した。

バイナンスのブロックチェーン上に構築され、BEP2として呼ばれるパラメーターによって管理される新しいトークンは「ONT-33D」という名前だ。

バイナンスの広報担当者によれば、ONT-33DトークンはONTコインと1対1でペッグされている。理論的にはトークンの価格が、オープンな仮想通貨市場で取引されているONTコインと同じ価値になるはずだ。

本来、ONTコインはオントロジーの独自ブロックチェーン上を移動するため、バイナンスの分散型取引所(DEX)と互換性がなかった。

しかしONT-33Dトークンによって、「ONT保有者は分散型取引所サービスを利用できるようになる」という。

さらにバイナンスは、「今後さらに多くのDEXサービスが開始されるだろう」と述べている。

「たとえば、オントロジーは間もなくノードステーク機能を追加し、それをバイナンスDEXと統合し、ONT保有者がエコシステムガバナンスに参加しながら、資産を完全にコントロールできるようになるだろう」

このアイデアは、ラップドビットコイン(WBTC)に似ているだろう。これはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されている、ビットコインにペッグされたトークンであり、ERC-20ベースの分散型取引所でのBTC取引を可能にしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン