仮想通貨取引所バイナンスは、現地時間10月16日午後5時をもって、英国のユーザーの新規受け入れを停止する。

バイナンスの発表によれば、この措置は、英国の金融行為規制機構(FCA)がパートナーのリビルディングソサエティ・ドットコム(REBS)に対し、10月10日に法的拘束力のある要求を課したことを受けたものだ。これにより、REBSはバイナンスの商品やサービスを勧誘する広告を禁止された。

「現在、バイナンスは新たなFCA認定者を探している。しかし、新たなFCA認定者が決まり、金融広告が再承認されるまでの間、当社のプラットフォーム(www.binance.com/en-GBおよび最新版のモバイルアプリ)に一時的な制限が適用されることになるだろう」

英国の既存のバイナンスユーザーはサービスを維持するが、新規の商品やサービスはこの期間中には提供されないという。ギフトカード、バイナンスアカデミー、バイナンスリサーチ、バイナンスフィード、紹介ボーナスなど、バイナンスの国際プラットフォームで利用可能な様々な商品は、現在、英国のプラットフォームでは利用できない。

FCAが新たな仮想通貨マーケティングルールを施行し始め、取引所に対して「英国の消費者に対して明確かつ公正に、そして誠実にマーケティングを行い、リスク警告を理解できる形で提供しなければならない」と要求した。FCAに登録された企業が、FCAに登録されていない海外企業の代わりに商品やサービスをマーケティングすることも許可されていた。バイナンスは、取引所がFCAに登録されていないため、REBSを通じて英国のユーザーに取引所の商品とサービスを展開する予定だった。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン