バイナンスは中国語話者にとって最も利用される仮想通貨取引所であり、ソーシャルメディアプラットフォームXが投資判断の主な情報源となっていると、香港を拠点とするTechFlowの詳細な調査が明らかにした。
調査対象者の76.1%が男性で、26歳から35歳の間が57.4%を占めた。四分の一以上がそれより若く、55歳以上のユーザーはわずか0.45%に過ぎなかった。仮想通貨市場での経験が3年から5年の回答者が最も多く、34.76%を占めた。次いで1年から3年が30.94%、5年から8年が21.29%であった。8年以上の経験を持つ者はわずか6.19%にとどまった。
中国の仮想通貨コミュニティはバイナンスを好む
バイナンスは中国語話者の仮想通貨保有者の間で圧倒的な地位を占めている。回答者の96.72%がこの取引所を利用しており、63.15%が主要資産をここに保管しているとした。次に人気があるのはOKXで、83.53%が利用し、25.3%が資産を保管している。続いてGate.ioが39.95%(4%が資産を保管)とビットゲットが37.49%(2.91%が資産を保管)であった。
「大多数の回答者(69.61%)は、特定の取引所に対する好みが規制要因によって影響されないと答えた。これは投資家が各国政府の規制行動に対して徐々に敏感でなくなっていることを示している」
Xは中国語話者の仮想通貨コミュニティにとって主要な情報源であり、87.17%がこれを利用している。仮想通貨メディアが69.88%で2位、WeChatとTelegramがそれぞれ半数未満の回答者によって利用されている。
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中国の仮想通貨市場は活発
調査対象者の四分の一以上が「フルタイムのコイン投機」に従事。約半数(49.41%)が資産の半分以上を仮想通貨で保有していた。ビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ソラナ(SOL)、BNB(BNB)、ペペ(PEPE)が最も利益を上げたコインであった。
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多くの回答者が神秘的な力に頼っていることもわかった。
「インタビューを受けた投資家の40.04%が、財神の祝福を祈るなどの形而上学的行動を取っていた」
仮想通貨は中国で禁止されているが、ユーザーは取引所で取引でき、香港の取引所に年間5万ドルまで置くことができる。ロイターは、チェイナリシスのデータを引用し、2022年7月から2023年6月までの間に中国の仮想通貨市場で864億ドルの「生取引」が行われたと報じた。TechFlowの調査は5月22日から6月30日まで実施され、結果は8月19日に発表された。回答者は2053人であった。