仮想通貨やブロックチェーンについてのポッドキャストの番組Unchainedで、仮想通貨取引所バイナンスのCEOであるCZは、同プラットフォームが偽装取引や取引高操作について非難されていることについて言及し、偽装取引を定義するのは難しいとの見解を示した。AMBクリプトが26日伝えた。
CZは、バイナンスの内部の方針とインサイダー取引に関する処理について語った。そのような行為が行われないようにするために定められた一連の規則とガイドラインがあると述べた
CZは、従業員に仮想通貨を保有させたいと考えているが、従業員が仮想通貨を購入した場合、コインを売却するのは30日間そのコインを保有する必要があると明らかにした。
「これらのポリシーは銀行から学んだものだ。これは内部方針のようなものだ。従業員にデイトレードはさせない。それに、どのみち、ほとんどの場合(デイトレード)は生産的なことではない」
CZはまた、バイナンスが偽装売買や市場操作をしているとの批判に対して言及した。バイナンスでは不透明なコインがニュースとの相関関係なしに、短期間のうちに高い取引高をつけることからそのような批判がある。CZは外部の第3者機関に市場調査を依頼し、そのような証拠が見つからなかったことを強調した。
CZはさらに、操作と偽装取引、取引が操作される段階を決定することは 「難しい」と述べた。偽装取引は市場操作に類似していると付け加え、以下のように話した。
「例えばビットコインが...バイナンスで6300ドル相当だったとしよう。一部の人はバイナンスで7000ドルになるまで購入したいと思っている。その人にはたくさんのお金があり、購入したいだけだ。これは操作か否か。決定するのは難しい」
「どのステージで操作になるかを決定するのは本当に難しい。警告だろうか、他の取引所との価格のパーセンテージの差異だろうか。たくさんの金があるからという理由で、とある市場で取引したいというポイントはどうだろうか。だから概念的にはそうだ。ビットコインが取引所で6300ドル、また他の取引所で7000ドルで取引しているのであれば、ある種の操作があるかもしれないが、それをどのように定義しているのだろう。どう防げるのか」