仮想通貨取引所バイナンスは、カナダの金融取引報告分析センター(FINTRAC)から5月に課された440万ドルの罰金に対して異議を申し立てた。
6月5日にカナダの連邦裁判所に提出された文書によると、バイナンスは、マネーロンダリング防止(AML)およびテロ資金供与対策(CFT)規制に違反したとする告発を巡って、FINTRACに対する異議申し立てを提出した。
規制当局は5月9日、バイナンスが外国の送金サービス事業者として登録せず、1万ドルを超えるデジタル通貨取引を報告しなかったことなどの違反により、600万カナダドルの罰金を科したと発表した。
バイナンスは異議申し立てにおいて、カナダの居住者に対してサービスを提供していなかったと主張した。同取引所は規制環境を理由に2023年5月にカナダ市場から撤退する計画を発表した。コインテレグラフはバイナンスにコメントを求めたが、記事公開時点では回答を得られなかった。
バイナンスはカナダ以外でも法的問題に直面している。2023年11月、同社は米国当局と43億ドルの和解に達し、当時のCEOであったチャンポン・ジャオ氏が辞任することとなった。ジャオ氏は法令違反について有罪を認め、連邦刑務所で4か月の刑期を務めている。
またナイジェリアでも当局が税金逃れとマネーロンダリングの疑いでバイナンスの2人の幹部を拘束した。
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