仮想通貨に好意的な著名投資家ビル・アックマン氏は、ドナルド・トランプ米大統領が4月7日に予定されている物議を醸す関税の実施を延期する可能性を示唆した。
「トランプ大統領の電話は鳴り止まない状態だろう。実際のところ、関税の発効までに交渉をまとめるだけの時間がないのが現実だ」と、アックマン氏は4月5日にX(旧Twitter)への投稿で述べた。
アックマン氏「トランプ氏は関税を延期して交渉の時間を稼ぐかもしれない」
「だから私は、月曜の朝に『交渉の時間を確保するため、関税の実施を延期する』という大統領の発表があっても不思議ではないと思っている」と、アックマン氏は続けた。
トランプ氏は4月2日、すべての国からの輸入品に対して一律10%の関税を課す大統領令に署名し、これが4月5日に発効した。米国との貿易赤字が特に大きい国々に対しては、より厳しい報復関税が4月9日に導入される予定となっている。
アックマン氏は、2022年11月にFTXが崩壊した際「仮想通貨は生き残る」と発言したことで知られる。今回の関税措置についても、アックマン氏は「数十年にわたって米国の労働者と経済を損なってきた不公平な関税体制」を改めるために必要だとして、支持を表明している。
「だから私は、月曜の朝に『交渉の時間を確保するため、関税の実施を延期する』という大統領の発表があっても不思議ではないと思っている」と、アックマン氏は続けた。
トランプ氏は4月2日、すべての国からの輸入品に対して一律10%の関税を課す大統領令に署名し、これが4月5日に発効した。米国との貿易赤字が特に大きい国々に対しては、より厳しい報復関税が4月9日に導入される予定となっている。
アックマン氏は、2022年11月にFTXが崩壊した際「仮想通貨は生き残る」と発言したことで知られる。今回の関税措置についても、アックマン氏は「数十年にわたって米国の労働者と経済を損なってきた不公平な関税体制」を改めるために必要だとして、支持を表明している。
BitMEXの共同創業者アーサー・ヘイズ氏や、ジェミナイの共同創業者キャメロン・ウィンクルボス氏も、最近トランプ氏の関税政策に支持を表明している。
アックマン氏は、関税導入の延期は論理的な判断であるとし、その理由として「交渉をまとめる時間の確保」だけでなく、「企業が制度変更に備える時間を確保する」必要性を挙げた。
「もしそれを怠れば、極めて大きな不確実性の急増によって、米国経済は景気後退、しかも深刻なリセッションに陥るリスクがある」
アックマン氏は、4月7日が「米国の経済史において極めて重要な一日になるだろう」と述べた。