アリゾナ州の下院歳入委員会は7日、州の住民に対し仮想通貨による納税を認める税法SB1091を、第一読会において通過させた。下院へ法案が回される前に同委員会での審議はあと2回あるが、共和党議員が法案を支持しており、同党が大多数を占める議会で可決される可能性が高まった。
アリゾナ州住民が仮想通貨で収税を支払った場合、州政府は税金の受領から24時間以内に米ドルに交換する必要がある。
法案を提出した共和党のジェフ・ウェニンガー議員は、この法案が公布されれば、企業誘致が加速すると強調する。「アリゾナはブロックチェーンやデジタル通貨に優しい州になる。家でテレビを見ながら夜に納税することも可能になるだろう。それが当たり前となる時がくる」と話した。
アリゾナ州のほか、ジョージア州とイリノイ州も同様の法案を検討している。