ニューヨーク市でバーを経営する仮想通貨(暗号資産)愛好家のパトリック・ヒューズ氏が、マンハッタンにある人気レストラン2店舗を仮想通貨で売却することを計画している。

ニューヨーク・ポストによると、ヒューズ氏はニューヨーク市10番街にある、Hellcat Annie'sとScruffy Duffy'sを、イーサ(ETH)またはビットコイン(BTC)での支払いを受け入れる予定だという。バーの前の看板には、両物件の希望価格が800ETHまたは25BTCであることが記されている、記事執筆辞典ではおよそ100万ドルだ。

出典:ニューヨークポスト、Tamar Beckwith

ヒューズ氏は「バーを経営したい仮想通貨大好き野郎に売却したい」とした。

今回の売却の背景には新型コロナウイルスの影響で、レストランの運営が続けられなくなったことを理由としている。現在は両店舗の従業員を90%削減する必要に迫られているという。

仮想通貨による販売で注目を集める中で、ソーシャルメディア上ではヒューズ氏の行動には批判の声がある。

レディットユーザーのChuyito氏は、「ニューヨークは今、人口流出によって、急速に資産価値が減少している」として、今回の売却には「絶対に買わない」と25BTCを使ってまで購入する価値はないと批判した

さらにツイッターでも、現在ビットコイン価格が上昇する中で「誰が25BTCも手放そうとするのか」と疑問の声が上がっている。ツイッターユーザーのdladowitz氏は「購入者の門戸を狭めている」とし、「エスクローのために30日の期間があるビットコインの支払いでは、誰も購入したいと思う人はいないだろう。BTCは倍になるかもしれないからね」と現在の状況でビットコインを手放そうとする人はいないだろうと投稿した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン