バンク・オブ・アメリカのストラテジストは、米国で2030年までに独自の中央銀行デジタル通貨(CBDC)が登場するだろうと予想している。

ブルームバーグの報道によれば、バンカメの仮想通貨ストラテジストであるアンドリュー・モス氏とアルケシュ・シャー氏は、CBDCは「現在の電子通貨の必然的な進化である」と述べている。

モス氏とシャー氏は、CBDCの登場が2025~2030年の間に発行されるだろうと予想している。それまでの間、民間企業が発行するデジタル通貨の利用が増える可能性があると述べている。

「金融機関がデジタル資産の保管と取引ソリューションを模索し、決済企業がブロックチェーン技術をプラットフォームに取り組んでおり、今後数年間でステーブルコインの採用と決済での利用が大幅に増加するだろう」

一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の最近のレポートでは、CBDCを採用するメリットとデメリットを比較検討している。「決済システムは進化し続けている」ため、CBDCが、家庭や企業にとって「安全で効果的な国内決済システムを改善できる」ものになるだろうとレポートで述べている。