バーレーン拠点の仮想通貨取引所レイン(Rain)は、同国中央銀行から「クリプトアセットモジュール」ライセンスを取得した。同取引所が7月31日にブログで発表した。中央銀行から承認を受けた中東初の取引所だとしている。バーレーンは今年2月、中東として初めて仮想通貨規制を整備した国だ

同取引所は同時に、250万ドル(2億7000万円)の資金調達にも成功したと発表。仮想通貨取引所ビットメックスのベンチャーキャピタル部門やクウェートのブロックチェーンファンドのブロックウォーターなどが出資したという。

「このライセンスにより、規制当局に完全に承認され、国際的に認識された仮想通貨取引プラットフォームの枠組みで参画する、中東初の仮想通貨取引プラットフォームとなった」

仮想通貨がイスラム法に準拠するか否かについては、イスラム法の投機を禁止する規定との適合性そのものを中心に議論されており、とくに取引を含む事業展開は厳しいとされる

今回レインは特にこの問題には触れず、金融事業者として完全に条件を満たし、同国の銀行などとパートナーシップを結ぶことができると強調している。

「承認されたことで、我々は、機関または個人の顧客にサービスを提供する上で必要とされる適正資本、サイバーセキュリティ、保険、報告、ガバナンスなど仮想通貨に関するコミットメントを実証した」

 

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版