カリブ海の島国バハマの中央銀行が、バハマドルに連動する独自のデジタル通貨のテストを開始する。27日にプレスリリースで正式に発表した

「プロジェクト・サンド・ドル」というテストは今月27日にエグズーマ島で始まり2020年の前半にはアバコ諸島でも行われる見込みだ。

バハマの中央銀行によると、「顧客保護やデータ保護の標準を作るためデジタル通貨のための新たな規制」も導入する。さらに「銀行ではない企業の国内決済システムへの直接参入を認めるべく改革を進める」。

デジタル通貨導入の目的は、「現金利用の悪い効果を削減する」こと。「マネーロンダリング、テロリスト資金供与など金融システムの不法な悪用から国を効果的に守る」ことを期待している。

またバハマの中央銀行は、現金保有は強奪などの犯罪を誘発しやすいこと詐欺的な損失にあいやすいと述べた。

今年10月、バハマ中央銀行(CBOB)は25日、デジタル通貨の発行を進めていることを明らかにしていた

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン