人気モンスターバトル型の非代替性トークン(NFT)ゲーム「アクシーインフィニティ」の開発元であるスカイメイビスは11月2日、韓国のゲームスタジオであるアクトゲームズとの提携を発表した。これにより、日本の様々なビデオゲームフランチャイズがスカイメイビスのネイティブブロックチェーン「ローニン」に導入される。

コインテレグラフが確認したメールによれば、この提携により最初にローニンに移行するゲームは、「ゾイドワイルドアリーナ」だ。これは日本の大手玩具メーカーであるタカラトミーが手掛ける玩具およびアニメシリーズに触発されたものだ(ゾイドは1983年にタカラトミーによって初めてプラスチック製の模型として発表された)。また、移行するフランチャイズには、「ハローキティ アグレッシブ烈子」や「バブルボブル」も含まれる。

「アクトゲームズは、アイコニックなIPを拡大し、世代や属性を超えてプレイヤーのエンゲージメントを高めることに優れている。今回の提携により、私たちはWeb3で学んだ知識を、既存のコアファンベースを持つノスタルジックなIPと組み合わせることができる」と、スカイメイビスのCEO兼共同創業者のトゥン・グエン氏は述べている。

初期インセンティブとして、ゲームをプレイするためにローニンウォレットに移行するユーザー向けのトークンドロップが行われるという。

アクトゲームズは2019年以降、4つのアーケードスタイルのゲームを開発し、総売上高が640万ドル、300万ダウンロードを達成してている。

一方、スカイメイビスの「アクシー・インフィニティ」は、NFTの総販売高が42億ドル、ピーク時のデイリーアクティブユーザー数が数百万人、収益が13億ドルを記録している。また、同社のイーサリアム仮想マシンを搭載したゲーム用ブロックチェーン「ローニン」は、NFT取引においてイーサリアムに次ぐランキングを誇る。

同社は現在ベトナムとシンガポールに拠点を置き、アンドリーセン・ホロヴィッツ、パラダイム、マーク・キューバン氏、バイナンスなどの投資家が主導する資金調達ラウンドを行っている

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

ゾイドワイルドアリーナのゲームプレイ  Source: Act Games