デベルRBA(豪準備銀行)副総裁の講演(テーマ「雇用と賃金」)が8時50分から行われたが市場は反応薄。ただ、18時過ぎにロウRBA総裁の講演(テーマ「非伝統的金融政策、海外からの教訓」)が行われる予定だ。11月理事会議事録では追加緩和への姿勢が示されたが、本日の講演でどのような発言がでるかが注目されている。
米中貿易交渉の進展期待が高まっているが、ドル高が進んでいるので豪ドル米ドルの動きに注目している。リスクオンで円安が進みやすい地合いだが、豪ドル・ドルの下落は豪ドル円の上昇を抑える要因になるからだ。
チャート分析
豪ドル円予想レンジ 73.5~74.5円
それでは、豪ドル米ドルのチャートから確認してみよう。
本日はリバウンドの動きとなっているが、下値警戒感は強い。豪ドル米ドルは、昨日0.6768まで下落。14日の安値0.6768と同水準まで下がった。
昨日の安値0.6768を下回ると、下値模索の展開になる可能性が高い。続いて、豪ドル円のチャートを確認してみよう。
株式市場ではリスクオンの流れで、米ドルに対して円安が続いているが、豪ドル円の上値は重い。100日移動平均線(73.57円)が下値支持線となっているが、豪ドル米ドルが安値を割り込むと下への警戒が必要だ。