ビットコイン(BTC)の循環供給量の約6%は資産運用会社や企業によって保有されている。これは暗号資産がメインストリームな資産として採用されるケースが増えていることを示しているだろう。
Buy Bitcoin Worldwideによると、現在401億ドル相当の81万6379BTCが14のファンドや資産運用会社によって保有されている。これは仮想通貨の供給量の4%に相当する。
業界のリーダーであるグレイスケールはビットコイン供給の3%以上を占めており、65万4600BTC(320億ドル相当)を管理している。コインシェアーズは、供給量の0.23%に相当する4万8466BTC(24億ドル相当)で2番目に位置している。残りの12社で11万3313BTC、供給量の0.54%を占めている。
34社の上場企業がバランスシートでビットコインを保有している。これらはビットコインの供給量の1%にあたる。
上場企業が保有するビットコインのうち、その半分はマイクロストラテジー社が保有している。同社は現在、53億ドル相当になる10万8992BTCを保有している。
また電気自動車メーカーのテスラは、約21億ドル分の4万2902BTCを保有している。
非上場企業では、ビットコインの供給量の0.83%にあたる17万4068BTC(85億ドル相当)を保有している。このうち68億ドル相当の14万BTCを保有しているのが、Block.oneだ。
ビットコインの供給量は2100万BTCに制限されており、最後にビットコインがマイニングされるのは2140年だと推定されている。記事執筆時点では、約1880万BTCが流通している。ただし、ビットコインの5分の1(もしくはそれ以上)が、秘密鍵の紛失などでアクセスが失われたとも考えられている。つまり、資産運用会社や企業のビットコイン流通でのシェアはさらに大きい可能性があるということだ。