米証券取引委員会(SEC)がARKインベストメント・マネジメントの現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)についての決定を延期している中、同社はイーサリアム(ETH)にエクスポージャーを持つ投資商品を提案している。
9月6日の提出書類によれば、ARKインベストと21シェアーズは、Cboe BZX取引所で現物型イーサリアムETFの株式を上場するようSECに承認を求めている。この投資商品は「ARK・21シェアーズ・イーサリアムETF」と呼ばれ、仮想通貨取引所のコインベースがカストディアンとして機能し、シカゴ商品取引所CFイーサリアム-ドルレファレンスレートに基づいてイーサリアムのパフォーマンスを測定する。
ARKインベストと21シェアーズによるこの提案は、SECが審査を行う多くの現物型仮想通貨ETFの1つである。資産運用会社グレイスケールが、ビットコイントラストをビットコインETFに変換することを再考するようSECに求める訴訟に勝訴した後、多くの企業が規制当局の承認に期待するようになっている。
8月31日には、SECは世界最大の資産運用会社ブラックロックなど7つの企業からの現物型ビットコインETF申請に対する承認可否の判断を延期すると発表した。ARKインベストと21シェアーズによる現物型ビットコインETFはこの延期には含まれておらず、次の承認可否の判断は11月11日までとある。
イーサリアムETF申請のニュースを受けて、ETHの価格は一時的に上昇した。Cointelegraph Markets Proのデータによると、ETH価格は1,623ドルから1,669ドルまで約3%上昇し、その後1,620ドルから1,640ドルの間に戻っている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン