南米アルゼンチンからパラグアイへの輸出品の決済が仮想通貨(BTC)で行われたことが明らかになった。14日のコインテレグラフスペイン語版が報じた。

記事によると、パラグアイがアルゼンチンから7100ドル(約78万円)分の殺虫剤と消毒剤をビットコインで購入。その後、ビットコインはアルゼンチンの法定通貨に両替されてアルゼンチンの農薬品業者の口座に振り込まれたという。

双方の国にとって、貿易品を仮想通貨で決済することは初めてだという。

今回の仮想通貨支払いを実現するため、アルゼンチンはビットコイン支払いをサポートするラテンアメリカの金融サービス業者ビテックスに申請した。ビテックスは、昨年5月にアルゼンチンの銀行バンコ・マスベンタス(BMV)と提携。両社は、ビットコインによる国際送金サービスを提供し、SWIFTの代替手段になることを目指す方針を明らかにしていた。