米アップルが原材料供給者のグローバルネットワークにおける人権遵守についてSEC(米証券取引委員会)に報告した文書の中で、ブロックチェーンについて言及していることが明らかになった。責任ある原材料調達のため、アップルがブロックチェーンに興味を持っていることが浮き彫りとなった。

この文書では、アップルが鉱物サプライチェーン責任の企業同盟(RBA)のイニシアチブのために''ブロックチェーンに関するマニュアル'' の作成に関わっていたと述べられている。

RBAの''ブロックチェーンに関するマニュアル''は、2018年12月中旬に公開された。 その目的は、原材料のサプライチェーンを監視するためにブロックチェーン技術を使用する際、業界レベルで単一の基準と定義を設けることであったという。マニュアルの中でアップル社はこのイニシアチブのメンバーとして言及されている。

ちなみに、アップル社は2018年にはRBAの議長を務め、ブロックチェーンワーキンググループを含む複数の内部委員会の作業に参加している。

しかしアップル社が分散レジストリテクノロジ分野で独自ソリューションを開発するつもりがあるかどうかは、定かではない。

翻訳者 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。