コインテレグラフ、南アフリカ支部が伝えるところによると、Apple社の共同設立者であるスティーブ・ウォズニアック氏が、多機能なATMを提供するPlanet Capitalのアドバイザー兼ディレクターとしてその名が挙がったとのことです。
CTOであるダン・ソコル氏曰によれば、ウォズニアック氏がブロックチェーンによるインフラへの提携へ意欲を見せたことは業界において大きな一歩と言えそうです。
“ウォズ(ウォズニャック氏の愛称)のような優れたエンジニアを迎えられるんだ。そして、ひょいと見回りに来て肩越しに色々提案してくれる、まさにプライスレスだ。”
ロサンゼルスに拠点を置くPlanet Capital社の提供するATMは、2way式の仮想通貨為替同様、フィアットベースの機能を搭載していて、セルフサービス式が主流である決済市場を一新するのが目的だといいます。
CEOである、A. Lyle Eliasujihaは火曜日に発行されたメディアでこう述べました。
“現在、IPやブロックチェーン技術に関する特許出願中のオールスターメンバーが揃っている。独自のネットワークアーキテクチャを採用した、我が社の最新式次世代ATM機によって、現在のメジャー産業は大きく揺らぐことだろう。”
同氏の言う、”オールスター”にウォズニアック氏が含まれているのかは、わかりませんが、ブロックチェーンと、よりアップルに関連した問題、つまりApple Payなどとの関連性は長い目で見た場合どうなっていくのか、といった疑問は沸いてきます。
しかし、Planet Capitalによるそのオールスタープロジェクトの勢いは明白です。現在名前が挙がっているのは、アタリ社の共同設立者である、スティーブ・マイヤー氏や、クリントン政権で議長を務めた、Reed Hundt氏、カーライルグループの前CFOであるジョン・ハリス氏や、IBM/SeagateのエグゼクティブであるKen Hardesty氏などそうそうたる面子です。
“私の信頼できる側近達は、シリコンバレーにおける重要人物ばかりで構成されている”
と、議長であるLee Caplin氏は述べています。
次世代のATM機によって、顧客が支払いをするだけの従来のATMの機能に加えて、売り場での取引を可能にしたり、モバイルのトップアップを行ったり、参加しているベンダーからのギフトカードの購入などが可能になるようです。