分散型取引所dYdXの創設者が、7年間にわたり仮想通貨デリバティブプラットフォームを率いてきた後、CEOを辞任することとなった。
5月13日のブログ投稿で、アントニオ・ジュリアーノ氏は、取引所の日常業務から離れ、会長兼社長の役職に移行する決定を発表した。「私はdYdXトレーディングのCEOを辞任し、会長兼社長に移行する」とジュリアーノ氏は書いた。
現在、後任のCEOはdYdXの元最高戦略責任者であるイヴォ・クルンコビッチ-ルブザメン氏が就任する。LinkedInのプロフィールによると、クルンコビッチ-ルブザメン氏は元トレーダーであり、2022年からdydxで働いている。
「自分がCEOである必要がないことに気づいたため、他のリーダーたちが自身のリーダーシップの旅路を歩むのを支援し、彼らの中の1人が会社を自ら率いる準備が整うまで導いた」とジュリアーノ氏はクルンコビッチ-ルブザメン氏に言及して述べた。
ジュリアーノ氏は今後の目標について具体的には触れなかったが、「次のステップ」としてキャリアの方向性を示唆した。「次に何をするかは全く未定で、何をするのか全くわからない」と述べた。dYdXを創設する前、ジュリアーノ氏はコインベース、Uber、モンゴDBなどの企業でソフトウェアエンジニアとして働いていた。
DefiLlamaのデータによれば、仮想通貨市場が回復する中で、dYdXの活動は急増している。記事執筆時点で、dYdXの時価総額は11億ドル以上であり、総ロック価値は4億6300万ドルだ。dYdXの年間収益は3540万ドルに達している。

最近の取引活動の多くは、2023年10月に予定されているdYdX独自のレイヤー1ブロックチェーンの立ち上げなど、プロトコルに関する進展に関連しているとみられる。ネットワーク取引のためのネイティブトークンDYDXに基づき、ガス料金をバリデーターやステーカーに報酬として還元する仕組みを提供する。
さらに、dYdXは1月にv4アップグレードを実施し、dYdXをイーサリアムからCosmosネットワークに移行させた。
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