ブロックチェーンとゲーミフィケーションを手がけるアニモカ・ブランドは、ロサンゼルスに拠点を置く音楽メタバース・ゲームプラットフォームPixelynxの株式の過半数を取得した。

12月6日の発表によると、アニモカは、この買収により、ゲームとWeb3の技術やコミュニティの統合を拡大することができると期待しているとのことだ。なお、買収条件は明らかにされていない。

アニモカは、音楽業界とWeb3を統合する取り組みを支援するデジタルスタジオへの投資と買収を継続するとしている。

Pixelynxはすでに5カ国で事業を展開しており、現在、物理的世界とデジタル世界の両方において、音楽、ゲーム、Web3の境界線を曖昧にするエコシステムを構築している。Pixelynxのエコシステムは最終的に、アーティストがファン、パートナー、プラットフォームとどのように体験を構築するかをコントロールできるようにし、アーティストが音楽を開発、共有、収益化するための革新的な方法を生み出すことを目的としている。

音楽とテクノロジーの融合は、有望で収益性の高い未来が待っているようだ。ゴールドマン・サックスが行った調査によると、世界の音楽収入は2030年までに1310億ドルに達すると予想されている

Web3テクノロジーと音楽産業は徐々に融合し、クリエイターと音楽会社に新たな機会と収入源を生み出しているようだ。より多くのミュージシャンや経営者が、NFT(非代替性トークン)のようなWeb3ツールを取り入れ、オーディエンスをアクティブなコミュニティに変えることで、Web3テクノロジーと音楽の融合はより強固なものになると思われる。

9月、世界的な音楽・エンターテインメント企業であるワーナーミュージックグループは、NFTマーケットプレイスのOpenSeaと提携し、厳選された音楽アーティストがWeb3コミュニティでファンベースを構築・拡大するためのプラットフォームを提供すると発表している