ブロックチェーンゲーム開発のアニモカ・ブランズは12日、7532万ドルの資金調達ラウンドを終了したと発表した。プレマネー・バリュエーションは59億ドル。メタバース分野における買収ターゲットを拡大する。
今回の資金調達ラウンドでは、リバティ・シティ・ベンチャーズ、キングスウェイ・キャピタル、アルファ・ウェイブ・ベンチャーズ、19T、SGスプリング・リミテッド・パートナーシップファンドなどから支援を受けた。今回の調達は、ベンチャー大手のセコイア・チャイナ、ウィンクルボス・キャピタル、パラファイ・キャピタル、10Tホールディングスが支援した1月の3億5880万ドルに続く「第2段」の資金調達となる。
アニモカは、この新たな資金を戦略的買収、製品開発、知的財産のライセンスに充て、「オープン・メタバース」のコンセプトの推進を図るという。同社は、ノンファンジブルトークン(NFT)、分散型金融、GameFiなどのブロックチェーン技術を使って、デジタル財産権の推進を続けていく。
The Metaverse and Web3 are the future, but how can you be a part of it?
— Cointelegraph (@Cointelegraph) May 31, 2022
Learn about opportunities and what skills can give you the edge in this emerging space. https://t.co/D9wGY0zEzt
デジタル資産の弱気相場が存在する中、アニモカは2022年に積極的にポートフォリオを拡大している。4月、同社はオーストラリアのデジタルマーケティング企業Be Mediaの株式を大量に取得したが、これは現地のブロックチェーン業界とのパートナーシップを拡大するための動きだった。同月、アニモカはビデオゲームパブリッシャーのエデンゲームズとデアワイズ・エンターテイメントを買収した。
アニモカ子会社のザ・サンドボックス(SAND)は、発展途上のメタバース業界の発展に主導的な役割を果たした。コインテレグラフが報じたように、米ライフスタイル・エンターテイメントブランドのプレイボーイは最近、ザ・サンドボックスに「メタマンション」(ゲームやソーシャルイベントのホストに参加できるバーチャルマンション)を開設すると発表した。