アマゾン(Amazon)がサプライチェーン上の商品を追跡するブロックチェーンシステムの特許を申請し、承認されたことがわかった。

アマゾンが申請した「分散型台帳認証」システムの特許を、5月26日付で米国特許商標庁が承認した。アマゾンは、追跡ソリューションによって販売される商品の真正性を保証する。

「分散型電子台帳を使用することで、サプライチェーンを介した商品を追跡し、検証可能にするインターフェイス機能を公開する」

さらに、「当事者が世界中のサプライチェーンを把握し、エンタープライズサービスプラットフォームを介して信頼性を向上させることを目的としている」と説明。生産から消費者まで商品の動きを可視化する。

特許の中では従来の追跡機能がサプライチェーンの中の限られた部分のみしか対象としていなかったと指摘。開発者しかアクセスできなかったが、ブロックチェーンを使うことで製造業者や宅配業者、流通業者、エンドユーザー、さらには二次ユーザーまでが追跡機能を利用でき、情報のサイロ化を防ぐとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン